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“普通じゃない”が素晴らしい!ライブハウス業界の異端児「佐藤‘boone’学」氏は、人間味溢れる熱い男だった!

知り合い伝いで耳にしたライブハウス「四谷Outbreak!」。
情報を調べていくうちに筆者は、各種イベントを企画・発信する店長に興味を持った。
+アーティスト宣伝部は、「アーティストを宣伝するための部活」。
店長をフィーチャーするのは、コンセプトからズレている気もするが、そんな事は気にしない。興味が沸いたら突撃だ。
四谷Outbreak!店長「佐藤‘boone’学」氏にインタビュー取材を試みる。

ーお時間いただきましてありがとうございます。
今日は、ストレンジなイベントを発信し続ける「佐藤‘boone’学」氏が今までどんな人生を歩み、いま何を考え、未来に何を臨んでいるのか、核心に迫っていきたいと考えておりますので宜しくお願いします。

なるほど。そんな感じなんですね。
宜しくお願いします。

ーはい。宜しくお願いします。
では早速、佐藤さんがライブハウス業界に入られた経緯からお伺いしても宜しいでしょうか?

おっ。いきなりですね。
“経緯”了解しました。
まず僕は、ライブハウスで働く前はバンド活動をしてたんですよ。

ーやはりバンドマンだったんですね。

そうですね。
高校生くらいから仲間とバンドを始めて6〜7年くらいは活動してましたね。
で、バンドしながらイベント制作会社で働いてたんですけど、その時は仕事に対して前向きになれなかったんですよ。

ーと言いますと?

はい。バンドにノルマ掛けまくって、とにかくブッキングしまくって、イベント組んでってやってたんですけど、
「音楽好きだからバンドも音楽の仕事もしてるのにこれって出演してくれるバンドの為になってるのかな。」
って思ってて…。
会社から「ちゃんとやってんのか!」って聞かれたら『やってます!』って言ってましたけど、本当はいつも嘘ついてたんですよね。

ーそうだったんですね。
そこは、ビジネスとして当然だとは考えなかったんですか?

今となっては理解しているつもりですけど、当時の僕は、仕事というものが何なのか分かってない子供だったんですよね。
で、それが悩みで鬱状態みたくなってしまって実は僕、突然失踪したんですよ。

ーえっ。失踪ですか!?

はい。当時は京王線の初台に住んでたんですけど、いろんな事が嫌になっちゃって初台に向かう電車と逆の電車乗ったんですよ。
「どこか違うとこ行こう」って。
結局は、2週間くらいで足がついて捕まっちゃったんですけどね。
バンドにも家族にも会社にも誰にも言わずに失踪したんで、捕まった後は大変でしたね。
それがきっかけでバンドも終わって奥さんとも離婚して会社も辞めて…。

ーそれは、なかなか壮絶ですね。

本当にいろんな人にごめんなさい。
って気持ちでいっぱいでしたね。
その時は、人生も音楽も終了したって感じでした。
その頃に、今のアウトブレイクの社長に「ライブハウスやらないか?」って声掛けてもらったんですよ。

ーそれで、直ぐに働くことになったんですか?

いや〜、悩みましたね。
今まで関わってくれたバンドに負い目の気持ちがすごいあったんですよ。
だから、本当は音楽以外の仕事かバイトでもしようかなって思ってたんですよ。

ーなるほど。
では、どうして働くことに?
どんな心境の変化があったんでしょう?

はい。
何と言うか、負い目がある分、出演するバンドやお客さんに楽しんでもらえるものをつくっていけばいいと思ったんです。
それを大事にしていけば、いい場所にできる筈だと。

ー確かに。その考え方は前向きですね。
それが今の佐藤さんのスタンスに繋がってるんでしょうか?

たぶんそうだと思いますね。
“どうしたら楽しんでもらえるか”
これは、スタート時から変わらない想いなんですよ。

ーなるほど。
それがライブハウス店長としてのテーマなんですね。
因みに話変わりますが、アウトブレイクではライブハウスらしからぬイベントをたくさんされてらっしゃいますよね。
その事で、批判と言いますか周囲の雑音的なものはなかったんでしょうか?

無いと言ったら嘘になりますね。
うちは、ルールさえ守ってくれれば基本的には何でもありなライブハウスですからね。
「ライブハウスなのにここは何やってんの?」的な人も中にはいますよね。
ただ、アンテナの合う人や理解してくれる人が多いのでそれは助かってますよね。

ーなるほど。
応援してくれる人がたくさんいるというのは素晴らしいですね。
では、次の質問させていただきますね。

はい。どうぞ。

ーありがとうございます。
佐藤さんが今まで開催されたイベントの中で一番印象に残っているものを教えていただけますか?

いろんな事やってきましたので一番って言われると難しいんですけど何だろう。
印象が強いのは「自家発電」ですかね。
ガマの油売りって知ってます?

ー薬的なものですかね?
詳しくは分からないですが。

「ガマの油」っていう江戸時代からある傷薬(軟膏)があるんですよ。
刀で自分を斬りつけてもガマの油を塗ると、なんと一瞬で治っちゃうんです。
もちろんパフォーマンスですけどね。

ーそれは、面白そうですね。

はい。そうなんですよ。
で、イベントに出て欲しいな。と思ってインターネットで調べたんです。
そしたら筑波山の麓で「ガマの油売り」をやっている方がいるのが分かったんですね。
じゃあ、交渉しようって事で翌日、始発電車に乗って筑波山に行って、こういうイベントやってるんですけど出演してください。
って直談判したんですよ。

ーすごい行動力ですね。
それで出てもらえたんですか?

はい。なんとか出演してもらえることになってイベントで刀のパフォーマンスをやってもらったんですけど、これがビックリするくらい大盛り上がりだったんですよ。
その時、自分から行動を起こしていけば面白いことが形になるっていうのに気づいたんですよね。
なので、「自家発電」は、自分から動いていこうって思えたきっかけになったんです。そういった意味では凄く印象深いですね。

ーそうなんですね。
そういった行動が変わったイベントや企画をたくさん主催される事に繋がってくるんですね。

そうですね。
もちろん何でもかんでも形にできる訳ではないですが、大抵のことはなんとかなるんじゃないかと思ってますね。

ー確かに。
佐藤さんなら何とかしそうですね。
では、最後の質問お願いします。
今まで、バンドにお客さんに楽しんでもらうことを心掛けてイベント企画を打ち出してきた佐藤さんですが、今後ライブハウスとしてどんな目標・ビジョンを持ってらっしゃいますか?

目標ですね。
もう既に動いてはいるんですが音楽以外のエンタテイメントを合体させたいと思ってますね。

ーエンタテイメントの合体ですか?

はい。何て言うんでしょう。
音楽って面白いじゃないですか?
そこで、お笑いとか演劇とか映画とか音楽以外のエンタテイメントと音楽を合体・融合させたいんですよ。
ライブハウスの中で。
お笑い好きの人がライブを好きになってくれたり、ライブ好きの人が演劇に興味を持ってくれたり、そんな橋渡し的な事ができればもっとみんなが楽しめる場所になると思うんですよね。

ーなるほど。店長テーマはぶれないですね。

ですね(笑)
上手く行く場合もあれば、いまひとつという事もありますが、一つ一つ勉強しながらでもやっていけば良いイベントになってきますからね。

―なるほど。
確かにおっしゃる通りだと思います。
ライブハウスらしからぬ感じではありますが、それが四谷Outbreak!の売りですからね。
今後もそのスタンスで突き進んでくれる事を期待してますね。
今日はありがとうございました。

はい。ありがとうございました。

 

佐藤”boone”学

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年齢:1980年12月4日生まれ
出身:東京都世田谷区三軒茶屋
血液型:O型
四谷Outbreak!店長。
趣味は浴びるほどに酒を飲むこと。
特技はライブハウスの床で寝ること。
2005年3月のオープン時より在籍する唯一のスタートアップメンバー。
トイレの葬式、トイレ工事vsノイズバンド、耳栓販売、献血ギク、朝5時からの早朝ギグ、牧師ROCKSvs坊主バンドの宗教対決など様々なイベント企画を打ち出すライブハウス業界の異端児。
そのスタンスは、多くのメディアに取り上げられ2015年4月、日本テレビ「月曜から夜更かし」でも紹介される。
一見、ただの“ぶっ飛んだ人”に思えてしまうが、その中身は意外に真面目。そして、揺るぎない信念をもった男である。
【Twitter】
@boone4649
【naverまとめ】
http://matome.naver.jp/m/odai/2145621435122631501
四谷Outbreak!】
http://www.hor-outbreak.com

+Artist Sendenbu
アーティストを宣伝するために発足された部活(音楽メディア)
現在、アーティストのプロフィール掲載・インタビュー取材・ライブレポート・プレスリリース等を無料受付中。